簿記の意義と基礎
簿記の目的
日常の経済活動にともなう財産の変動を組織的に記録することにより企業の財産管理に役立てる。
企業の経営成績及び財政状態を明らかにすることにより、企業の利害関係者の意思決定に役立てること
利害関係者とは、株主や投資家、金融機関などの債権者、従業員、さらに税金を徴収する国、地方公共団体等を指します。
簿記の種類
単式簿記と複式簿記の二種類があります。
単に簿記と言えば複式簿記の事を指しますので、ここでは複式簿記を説明します。
複式簿記とは企業が行う取引によって生じるすべての財産の変動や損益について、常に二面的にとらえて記録する簿記です。
簿記の基礎
簿記を行う主体を「会計単位」といい、一般的に企業や個人の事業を行う者といえます。また、その期間を「会計期間」といい、その会計期間の初めを期首(きしゅ)といい、終わりを期末(きまつ)といいます。
そして、現在の会計期間を「当期」(とうき)といい、当期のひとつ前の期間を「前期」(ぜんき)、ひとつ後の会計期間を「次期」(じき)と呼びます。
日商簿記3級40日で合格!(第1週)
